【空性における法と術】

恐怖の理解は、空間の理解です。
人は、計られた空間を生きます。
計量空間です。

人の条件付けを深めます。
人の条件付けを深めることを、
世間では進歩と呼ぶようです。
人が機械的に正確な人間になることが、
正しい人間のあり方だと思われています。

恐怖は人間中心を空間に条件付けます。
条件付けは、頭脳の誤作動です。

この条件は、分割・計量です。
分割・計量は思考です。
人間の条件は思考です。
人は思考によって条件付けられ、
計られた空間を生きるのです。

この明確な知覚をもたらしてくれるのが、
生きた空間、生きた恐怖です。
空間の理解は空の性質、空性です。

ありのままを映します。

よって、
分割・計量の法と術をもって、
人間の条件である思考システムの理解が、
人間社会に革命をもたらす可能性です。

分割あるところ計量があり迷いがある。
計量あるところ分割があり闇がある。
分割あるところ誤差を生じ誤作動する。
これが法であります。

闇と迷いを晴らすには、
人は自らが光であることを要します。
これが術であります。

これは法と術です。