地球を救う忍法 第1幕 日曜学校
昨日の日曜学校では、地球を救う忍法について話し合われました。
この忍法を理解するための事業は、3幕に分かれています。
第1幕は、終わる忍法です。
これは、終われないならどのような苦しみをもたらし、
悲嘆に行き着くプロセスを避けられないという事実を理解することです。
第2幕は、人類の物語、生きている書を開く忍法と忍術です。
第一ページは自分自身です。
自己を開く術により、人類の物語を読み、宇宙の理法を聞くことを分かち合います。
第3幕は、すべてのものが救われる社会を建設するための新しい道具は何か、です。
これらの技能によって、自分自身(であると同時に自分以外のもの)の苦しみを抜き、楽を与える旅に出ます。
友人たちと共に、です。
日曜学校参加者は昨日、2名でした。
明日は子供食堂です。
そして今週の土曜日は、子供食堂を出前・出張します。
これらを新しい事業として、子どもたちと展開して生きたいですね。
また報告します。
みなみ子どもの家づくり
内藤
地球を救う忍法
第1幕・第1~3ステージ
悪霊
(金、地位、名誉、社会評価などで人間を迷いの世界に閉じこめる悪霊は、人間社会の一部である将棋世界の門番をするが、じつはどこにでも悪霊は現れて、人間を惑わせる)
悪魔
(怒り、欲望、野心、妬み、嫉妬により人間同士を戦わせる悪魔は、恐怖の化身。恐怖の本性を見破ったことのない人間は恐れの中で戦い続ける。現在悪魔は、囲碁世界の門番をするが、じつは悪魔は人間意識を牛耳る世界、無意識世界を支配している)
(人間関係を開くことができたかどうか、善をつんだか悪を積み重ねたかによって、人間行動を秤にかける門番、人間は関係を開かないかぎり行為は争いになることを見抜く魔王。人生ゲーム終了後に閻魔大王の審判を仰がねばならないが、多くのものたちは自分の人生がゲーム化しており、勝敗や善悪に分別されることで条件付けられていることには気づけないでいる)
第1ステージ
将棋のルールを知り、出題された詰め将棋の問題を解けたものたちに与えられる悪霊からの問
問1
「勝負はどのようにして終わるのか」
問2
「なぜ、そうなのかを考えよ」
問3
「勝負を終われないならどうなるのか」
第2ステージ
囲碁のルールを知り、出題された詰碁などの問題を解けたものたちに与えられる悪魔からの問
問1
「囲碁ルールと人間社会ルールの違いを考えよ」
問2
「人間のルールは殺すな、盗むな、姦淫するな、ウソをつくな、があるがルールを破るものが後を絶たないのはなぜか」
問3
「ルールはおまえ自身を救ってくれるか」
「自分自身で感じぬき、考えぬけ」
第3ステージ
閻魔大王(大王の前にみんな集まる)
「駒になるな」
「人間よ、政治、経済、宗教、国家の駒たちよ」
「たんなる駒になるな、人間であれ」
「人間よ、ゲームを終わりにできるか」
悪霊
「金、地位、評価、神を求め、安心と安定を欲しがる人間たちにとっては、終わることなどできましょうか。彼らにとっては、ゲームではなく現実なのです。」
悪魔
「人間たちは、やがて自分自身の罪により破壊され、滅びることでしょう。
彼らには、ゲームを終わりにできません。
生じては滅し、滅しては生じる苦しみの道を、
地獄として繰り返される悲しみの道を、
彼らは終わりにしません。
彼らが自分自身で選び取る地獄の道、
戦争地獄、
彼らは好んで口論し、相手をやりこめ、排他的になり、残酷で、自己防衛的で、非難し、対立を深めていき、ついには殺し合います。
戦争地獄を終わりにしてなるものでしょうか。
彼らは喜ばしいことにも、滅しては生じます。
生じ来ては同じ過ちを繰り返してくれるのです。
苦しみ抜いては滅しても、生じるのです。
大王よ、戦争地獄こそは、悪霊と、このわたくしめ、悪魔の仕業です。
大王よ、どうか讃えてください。
人間には、この正体を見抜き、終わることなどできましょうか」
「人間よ、無量の苦しみを生きるか、終わりにするのか」
人間
「終わりにしたいのです。
大王よ、方法を教えてください」
「よく見ておれ。
もしもおまえが方法とやらを取り入れるなら、
どうなるのかを見せてやろう」
(一同は、人間のありのままを見ている。
そこには、方法を取り入れても姿形を変えはするが、条件が違うだけの戦いであることにかわりのない世界、むしろより巧みに、より多くの殺戮を可能ならしめる違った地獄が生じくるのであった)
悪霊と悪魔
「どうか大王よ、真実を語るは危険です。
それよりも、方法を人間にお与えください」
人間
「大王よ、私たちは何千年、何万年と方法にすがりついてきました。そして今、方法はないということが見え始めました。
ですが、どうすることもできません。
自分たちのルールさえ守ることができずに、
私たちは殺します。」
「その事実、
そのありのままにとどまれ。
ルールを破ればルールの世界からは出られぬ。
殺すことで地獄は継続するのじゃ。
殺さないことで殺すことの本性が現れる。
殺すことという本性に向き合うのか、
逃れるのかは自分で自覚するのじゃ。
いのちの本性がおまえ自身をとおして現れ、
おまえはありのままを生きるか、
方法をとおしてあるべき理想を求め行くのか。
見極めろ。
これより先は、あらゆるものが、
おまえに限りない方法を与えるであろう。
見極めろ。」
人間
「悪霊と悪魔に支配されたままでは、
見極めろとおっしゃっても理想が欲しくなります」
「悪霊はおまえの考えだ。
悪魔はおまえ自身の感情だ。
考えぬけ。
感じ抜いてみろ。」
人間
「なぜ、解放されないのか」
「それは自分の解放を何かに依存するからか」
「私と真理とを引き裂くものを求めていたのか」
「道案内を私は求めていた」
「媒介するものを私は求めていた」
「それらは悪霊がつくる私の考えだ」
「私の感情は悪魔の感情だったのだ」
「私の考えも、私の感情も消えてゆく」
「恐怖の正体、悪霊と悪魔が消えてゆく」
「だが、私は人々にこの真実を伝えられない」
「こんな恐ろしいことを人々は信じないだろう」
「自分自身に学べ」
「ありのままに学ぶのじゃ」
「恐怖こそは、おまえたち人類の教師じゃ」
「人類を条件付け支配してきた道具をおいていく」
(閻魔は消え去り、5枚のカードだけが残された。人間はこれをひもとき、地球を救う忍法を生み出せるか)
《隠された妖術・閻魔たちの学び》
悪霊、悪魔、閻魔たちが使う道具と妖術
見抜き、暴き出し、越えゆく忍術を発明せよ。
道具1.〔ルール〕
法律や律法、戒律に隠された宇宙の理法、
これらすべてを越えた真理を人間たちは発見できるか
道具2〔勝敗〕
勝つことと負けること、善と悪、好き嫌い、これら二極性の根本を見出し、人間自己中心を引き抜き、越えゆくことができるか
道具3〔評価〕
価値の表面に現れる感情を支配される価値に惑わされることなく、人間は深い真実の価値を見いだせるか
道具4〔分割階級制度〕
多くのものが、なりたい自分に捕らわれて、
名刺の横に肩書きを欲しがるが、何ものでもなくあることによって、人間は階級や制度を突き破り分割そのものがもたらす危険を終わりにできるか
道具5〔意識〕
意識する精神に自由がないことは科学的にも立証されている。人間が自由を得るためには意識を転生する必要があり、意識と無意識の分割を理解しなければならない。
そこで、人間にできるか。
意識を鏡にする忍術により、それ自体のレベルでは理解不可能であるゆえに、関係において自分を映し出すことは。
そして無意識世界の闇であることをスクリーンにする忍術により、いのちの苦しみである分割の法をありのまま見ることは。
人間は宇宙との関係が幻影によって、イメージによって、断絶している事実に向き合えるか。
閻魔たちはこれらの道具を使って、日夜、人間たちを妖術の支配下に置くことに余念がない。
そんな中で、人間たちの渇望と執着を解き、地球を救う忍法を開けるには。
人間自身が自分を救えないなら、どうして地球を救えようか。
人間自身の、
結論、答え、方法、様式、観念、理想がぬぐい去られて、空っぽの本性が自己を包むこと。
この空なるいのち、
生きている理解を開けるには。
自己を知ること、自己を理解すること、
自己に学ぶことを要する。
そこで、第2幕に入っていこう。
第2幕・1~3ステージ