気づきは心のお薬であること、子ども食堂

7月31日火曜日子ども食堂は、約25名

日曜学校と子ども食堂で、どのような食べ方をしているか、ただ気づいていることを、

分かち合った。

学校の登下校において、どのように歩いているか、ただ気づくこと。

友だち同士で、自分がどのように話しているか、ただ気づくこと。

気づくことは、自分に学ぶ第一歩で、心のお薬になり、自分を守ってくれることを、

分かち合った。

 

ルールブック8(関係の解除)

比較できない自己中心の重さがロックされている囚人。

この「私」の条件は人間世界の何かに依存しています。

もちろん「私」は、水や空気や引力に依存します。

それを言っているのではありません。

心が形作られる依存です。

依存のただ中にあって、

「囚人みんなが自分の幸せのために経験と知識に依存する」

「ゆえに人間がつくる世界の何かに、すべてに依存する」

依存のただ中にあって、

依存なく生きられますか?

「生きれる!」と言ってください。

どうか「生きられる!」と。

そのためには関係と死とを理解しなければなりません。

どうか、囚人といっしょに、関係に入ってください。

 

さて、ここからは、関係を解除しましょう。

囚人と囚人の関係を。

「えー、人間同士の関係でないの?」ですか?

囚人同士の関係が解除されれば、

人間関係が開かれるからです。

囚人である「私」は、相手の囚人が、

どんな罪を犯したかを比較し、計ろうとします。

「私」は知りたいのです。

相手の罪を、です。

相手も「私」の罪を知りたいのです。

お互い比較し、計り合うために。

「殺人、盗み、ウソ、性暴力、怒り、欲望、虚偽記載」

多くの罪科に、一人一人別々の記載がされます。

こうして一人一人裁決のため、イメージが張られます。

囚人同士の関係は、イメージ同士の関係です。

人間同士の関係は、イメージ同士の関係ではありませんか?

司法が裁くか、良心が裁くかです。

生きとし生きるもののすべてはイメージをつくります。

食われないように食うために、

殺されないように殺すために、

生存のため、自己保存のため、

生存と保存が脅かされる恐怖のイメージをつくります。

「食われるぞ、殺されるぞ、生存できないぞ」

恐怖はいのちの重さです。

生命中心の作用です。

なぜ、イメージをつくるのでしょう?

なぜ、イメージをつくるかが理解できるとき、

生命の起源を発見できるかも知れないし、

おそらく囚人のロック状態は解除されるでしょうね。

囚人がイメージによりロックされているのは、

お互いの恐怖です。

そりゃそうです。

相手が何をしでかしたやつなのか、

わからないわけです。

相手のイメージをつくるのは安全のため?

つまり、恐怖がイメージをつくらせるのです。

怖いから、比較して計ろうとするのです。

恐怖が分別するのです。

危険なやつから遠ざかり、

食えそうなやつ利用できそうなやつ、

又は利用されることで得を得られる、

減刑される、上手い食にありつける、

下手をすれば独房行きだ!

恐怖が分別し、ことばの物差しで計りだすのです。

イメージです。

イメージをつくります。

恐怖の中心、いのちの中心、罪の中心、罪の重さです。

囚人は、イメージの監獄で独自の独房をつくります。

ことばでできた世界です。

こうして囚人は二重ロックされます。

今、囚人と共に、あなたの身近な人との関係を、

解除できるのではないでしょうか?

イメージは妻や夫ではありません。

イメージは息子や娘、孫たちではありません。

イメージは生徒や社員や信者でなく、

イメージは教師や経営者や指導者ではありません。

透き通る青空のイメージ、たなびく雲のイメージは、

透き通る青空でなく、たなびく雲ではありません。

イメージは事実ではありません。

ことばの独房なしに、この事実を見ましょう。

ことばなしに、いっしょに、静かにとどまりましょう。

イメージでできている世界が広がり始めます。

分別なしにとどまりましょう。

イメージの中を生きるのです。

イメージ自身に学ぶのです。

広く、広く、広く、です。

「私」自身を見ています。

とても静かに深く、深く、深く、運ばれていきます。

いのちの中心をいのちの中心が見ています。

中心が出会い一つになって融合します。

ロック解除を見ています。

いのちの中心作用を見ています。

イメージとイメージとの関係解除を見ています。

あなたともう一人の方との、最も身近な関係は、

比較できない人間同士の関係です。

比較するときイメージをつくります。

そして、イメージをつくるとき比較されます。

こうして関係は、心を傷つけロックするのです。

イメージ同士の関係です。

このロックされた関係を解除できるのは、

依存のただ中にあって、依存なく生きることの理解を持つ、

あなたにだけできるでしょう。

あなたは、囚人の立場に立って、聞いてこられたからです。

ここまで、注意深く聞いてくださったなら、

その聞くこと自体もまた、

囚人のロック解除です。

始まりは最も身近な囚人の独房からです。

ことばでできています。

ことばなしに独房を出ます。

監獄の世界はイメージでできています。

分別すると、

生きとし生きるものの世界は、ばらばらになります。

人間の世界、それぞれの生き物の世界をつくります。

分別が消えると、

イメージだけがあります。

いのちの重さが解き放たれる可能性です。

生きているいのちの関係を開くかも知れません。

生きとし生きるものとの繋がりにおいて、

人類の心をもったあなたは、

周りの人を自由にできるかも知れません。

それは紛れもなく、囚人である「私」の解除・自由です。