みなみ家づくりが送る あなたを元気にする食
みなみ家づくりが送る
あなたを元気にする食
【集まる場所】
京都の南区東九条の他文化交流施設内で、毎週火曜日に「みなみ子どもの家づくり」と称して、子どもを中心にして保護者とボランティアたちが協力し合って、家づくりの中心である食づくりを分かち合っています。
【参加のようす】
いっしょにつくり、いっしょに食べて、いっしょに語り合います。どなたも参加は無料です。
【身体を元気にする食】
子どもたちが喜びそうで、なおかつ食中毒などの危険を回避できることを考えて、お好み焼き、焼きそば、たこ焼きをメインにしています。そのほかにも、ばら寿司、茶碗蒸し、粕汁、サラダ、野菜の煮物、そして、おやつも用意しています。
【心を元気にする食】
心を元気にする食とは、この食事をつくる力です。
私たち人間が抱える問題のすべて、
人間の苦しみと悲しみのすべて、
欲望と怒り渦巻く恐怖の中の戦い、
葛藤と孤独とさびしさのすべてを理解する力です。
つくり、理解する力をどのようにもたらすか、です。
この調理技術については別紙に記載します。
【家づくり】
これを家づくりの核として、みんなでこの人間社会という家の一部を分かち合い、つくって参ります。
【連絡先】みなみ子どもの家づくり
(内藤)090-1915-3161
ブログは無名校の日記で検索。
心を元気にする食の調理技術について
【食の分割】
私たちが通常眼にする食は、胃袋を通過し身体を元気にする-疑わしいのですが-ものです。
ですが、偏った食事や好き嫌いが何をもたらすか、そしてまた依存を生み出すような飲食が習慣性をともなって、成人病を引き起こすことを私たちは知っています。
これらは食の分割です。
これらは知られています。
ではなぜ、わかっているのにやめられないのか?
なぜ依存するのでしょう?
自分自身に問うてみるとき、あなたの答えは何でしょう?
私たちは分割すること、
分けると言うことを理解しているでしょうか?
わかっているのにやめられないのはわかっていないのです。
わかるというのは、分けることです。
分けることが明確であることです。
分けることが見えるのです。
分けることが見えるから分けられるのです。
すると好き嫌いは治まり、依存は消えてしまいます。
【身体の食と心の接触】
それでは世間で、
なぜ実際に好き嫌いや依存がなくならないのか?
とても単純ではないでしょうか。
私たちが、心が取る食を知らないからです。
私たちが知っているのは、食べ物です。
それは身体のために必要です。
必要な食欲をともなって、必要なことです。
身体のために必要な食に対する欲がつぶれてしまうのです。
心が取る食を知らないからです。
それは世界です。
それは五感すべてで敏感に接触する心の食です。
これらが分割し分けられるのです。
そこには価値判断が生まれ、好き嫌いが生まれ、
依存が始まります。
止めようとしても止まりません。
止めるためには異なった種類の依存を要するのです。
分割者は計ることで逃れようとします。
分割者は計ることでは、逃れられません。
分割者は計ることでできています。
どちらも思考です。
【思考を食べる心】
心の食事は思考です。
身体の食事は様々です。
国別、環境別、気温別など様々です。
時代によって年代によって変わります。
人間が食べてきた食は変わっていません。
思考です。
思考してきた人間が考えるということです。
思考です。
私たちは思考の調理を知らないのです。
あなたの考えと私の考えに分けられる危険を、
私たちは知りません。
私たちが知らないと私の考えに分割が起きます。
私という考える主体は、私の考えに隠れます。
言い逃れと動機の後づけから信念が生まれます。
思考者です。
考える主体ですが思考です。
信念は思考者であり思考です。
思考者は思考です。
「聞いたことがありますね」
「それは、クリシュナムルティが言いました、と。」
「それは、何かに書いてありました、と。」
「それは、友人から聞きました、と。」
この反応が、応答が、
思考と思考者の分割です。
わかっているけどやめられないのです。
わかっていないのです。
分けることが。
【分ける毒】
分けることは毒です。
この事実を開くと分けることは薬です。
この事実を、あなたといっしょに分かち合えるでしょうか?
ものごとの理解は分けることです。
あなたと私でこの理解をもたらし、
あなたの隣人と分かち合ってもらえるなら、
私たちは良き友人です。
平成30年3月22日(木)
みなみ子どもの家づくり
内藤