【学びのよりどころ】

【学びのよりどころ】
生きていく上での学びのよりどころはなんでしょう?
子どもも、大人もいっしょに考えます。
計りきることができないもの、
考えることができないもの、
知られていなくて、
知ることのできないもの、
生きている無量の動きそのものを
感受します。
深く感じ、見て、聞いて、尋ねて、
生きて学んでいます。
時間空間から自由で、中心はなく、
無量なる計量ゆえに静かです。
私たちは、生きた学びを知りません。
私たちが学ぶよりどころは記憶です。
記憶からの動きは時間です。
空間は限定制限された計量空間です。
幻影です。
幻影ですが、科学のために必要です。
機械的、物理的に日常生活を円滑にするため必要です。
この記憶からの学びしか知らないなら、
人間の世界はどうなりますか?
私たち人間が自分自身のありのままを理解できていない世界です。
争いを理解しないなら争います。
傷を理解しないなら傷つきます。
殺すことを理解しないなら殺します。
恐怖を理解しないなら恐怖します。
私たちは生きている学びを知りません。
学校で子どもたちはテストされます。
記憶を強化されます。
生きている学びと断絶します。
どのようにして子どもたちを救い出しますか?
誰もが記憶から自由ですか?
記憶は不完全です。
記憶は不十分です。
記憶は危険です。
記憶は過去の入れ物であり現在と断絶しています。
記憶は危険なのです。
記憶を拠点にすればコミにケーションは不可能です。
ですがこれをしています。
ゆえに危険のただ中を私たちは生きています。
子どもたちと友に自分自身の門を開きましょう。
学校で学業として授業が円滑に楽しく受けられ、なおかつ生きている学びに入っていけるよう、私たちは手助けしましょう。
7月16日
学びのよりどころは、ブラックボックスでした。
あなたと私のよりどころも、あなたの周りの人と私の周りの人も、よりどころは同じです。
記憶です。
記憶を拠点とし、記憶をよりどころとし、
動くのです。
これが行為です。
これが行動です。
これが行いです。
これが生きることと呼ばれます。
人類は記憶を条件にて行い、
そして生きています。
記憶は人類を条件付けています。
これは事実です。
この事実は今、光り輝いていますか?
それともブラックボックスですか?
なぜ人間は生きることを見失ったのでしょうか?
あなたはクリシュナムルティです。
あなたは釈迦です。
あなたはキリストです。
あなたは東京大学名誉教授です。
あなたは合衆国大統領です。
あなたは生きとし生きるものの中心です。
あなたは私に事実を告げます。
「記憶は人類を条件付けます」
「人間は生を見失っている」と。
あなたが告げた言葉を愚かな私はイメージします。
そして、「なるほど、そのとうりだ」と、
考えます。
この場を離れた私は、生を探しに回るのです。
あなたが告げた事実をよりどころとして。
記憶です。
過去におきたことと今起きていることは事実です。
記憶をともなわないならば、です。
記憶はイメージします。
記憶は考えます。
記憶は言葉で物語ります。
私たちは、子どもたちといっしょに、
人間の物語を聞いています。
7月17日